「伊勢志摩定住自立圏共生学」教育プログラムによる地域人材育成

現在我が国は大きな構造的変化に直面しています。グローバル化や情報化の進展、少子高齢化などの社会の急激な変化は、社会の活力の低下、経済状況の厳しさの拡大、地域間の格差の広がり、日本型雇用環境の変容、産業構造の変化、人間関係の希薄化、格差の再生産・固定化、豊かさの変容など、様々な形で我が国社会のあらゆる側面に影響を及ぼしています。

本学が、本学の立地する地域社会に貢献しながら、我が国と世界の安定的、持続的な発展に重要な役割を担うためには、学生たちがこのような未来社会を生き抜く上で必要とされる能力の養成を主眼にした、教育課程の体系的な編成、弾力的な履修方法、そして教育方法の改革・改善を主たる内容とする学士課程教育の質的転換が、必要不可欠であると考えます。

特に持続可能で活力ある地域の形成は三重県南勢エリアに位置する本学にとって喫緊の課題です。本学がこの伊勢志摩圏域における地域社会システム再構築のための拠点となるとともに、圏域の未来を担う有為な人材の育成に責任を持つことが求められています。

今回採択されました地(地)の拠点整備事業では、三重県伊勢市及び同市を中心市として「伊勢志摩定住自立圏」を形成する2市5町(鳥羽市、志摩市、度会郡玉城町、度会郡度会町、度会郡大紀町、度会郡南伊勢町、多気郡明和町)の自治体と連携し、「地域の定住機能の新たな在り方を自らの課題として捉え行動できるアクティブ・シチズンの育成」のための教育プログラム作りと大学教育の質的転換及び地域課題研究体制の構築に取り組みます。皆さまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

Appendix

COC事業 「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」とは

多様で複雑な課題を抱えるようになった現代の地域社会は、自らをどう再生するのか、どう活性化するのか、という困難な問題に直面しています。
文部科学省が実施する本事業は、自治体と連携し全学的に地域を志向した教育・研究・地域貢献を進める大学を支援するもので、課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる、地域コミュニティの中核的存在としての大学の機能強化を図ることを目的して、平成25年度から開始されました。

COC事業の採択状況は?

平成26年度には、申請件数237件(単独申請228件、共同申請9件)の申請があり、全国で25件が採択され、単独申請で採択された四年制大学は22大学でした。内訳は、国立6、公立2、私立14(申請数128、採択率10.9%)と、私立大学にとっては狭き門となった審査を通過して本学は採択に至りました。

平成26年度採択 文部科学省 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業) 「伊勢志摩定住自立圏共生学」教育プログラムによる地域人材育成皇學館大学COC Facebook